適性も大事!向いているのはどんなタイプ?

自分は向いているだろうか

どんな人が向いているのか

どんな人が向いているのか

グループホームに限った話ではありませんが、介護士として働くならコミュニケーション能力は必要不可欠ですね。適切なケアを提供するためにはスタッフ同士の情報共有や連携が必須です。協調性を大切にしつつ、円滑に業務を進めるための配慮ができる人は介護士に向いているでしょう。利用者に対しても頻繁にコミュニケーションを取ることになるので、丁寧に接する姿勢が求められますよ。
グループホームの利用者は認知症を発症しています。そのため、様々な場面で上手くいかないこともあるでしょう。失敗に対して、怒ったり責めたりしてはいけません。決して突き放すようなことはせず、相手を尊重して寄り添った介護を実施してください。そういった意味では、忍耐強い人が向いているといえますね。利用者の尊厳を守ることこそ、認知症ケアにおいて最も重要なポイントですよ。
また、家事が得意な人もグループホームで働く介護士に向いています。グループホームでは、利用者と一緒に掃除や洗濯などの家事をするからです。特に料理はグループホームでの生活支援における最大の特徴といえます。料理が得意な人は、そのスキルを存分に活かせますよ。もちろん、料理が得意でなくても大丈夫です。基本的な部分は先輩介護士が教えてくれるので、安心して働けるでしょう。

向いていない人もいる

向いている人がいるということは、一方で向いていない人も存在します。まず、家事が嫌い・苦手な人はグループホームに向いていないかもしれません。上述の通り、グループホームでは利用者と一緒に家事をします。献立の作成を介護士が行うケースもあるため、全く料理をしない人には大変でしょう。ただし、介護士が料理を担当しないケースもあります。専門のスタッフが料理を用意してくれるグループホームもあるので、その場合は料理が苦手でも大丈夫ですね。
また、自分のペースで働きたい人も、グループホームの仕事に向いていないかもしれません。グループホームの仕事は、基本的に利用者の状態に合わせて進められます。認知症の高齢者が対象なので、予定通りに進まないこともあるでしょう。むしろ、スケジュールが崩れるのは日常茶飯事ですよ。
医療的ケアに興味がある人にとっても、グループホームは向いていない職場といえます。介護度が高く日常的に医療的ケアが必要な人は入居できないケースが多いからです。介護に関する基本的な知識や技術、認知症ケアについては学べますが、医療的ケアについて学びたいのであれば他の介護施設の方がいいかもしれませんね。